レモネードを買ってくださった方へ

本日は、レモネードを買ってくださって、ありがとうございました。

売っていたのは、仙台市太白区のそろばん教室「脳キラ☆スクール」に通う、
小学4、5年生の3人です。

この日のために、10回

7月から週に1回、お金のこと、商売のことを勉強してきました。

「お金ってなあに?」「商売ってなに?」から始まって、
売上と利益のちがい、材料の仕入れ、値段のつけ方、
チラシや看板づくり、そして接客。

材料は少しでも安く買いたくて、ひとりひとりがお店を歩いて調べました。
そのうえで、かかったお金と、いくらなら買ってもらえるかを考えて、
300円という値段を、自分たちで決めました。

あの看板もPOPも、子どもたちが自分の手で書いたものです。

お金は、「ありがとう」の形です

誰かに喜んでもらえたから、お金をいただける。
その当たり前を、頭ではなく体で覚えてほしいと思っています。

将来、起業しなくてもかまいません。
AIが何でもやってくれる時代だからこそ、
自分で考えて形にする力、知らない人に声をかける力を、小さいうちに。

貴方様が渡してくださった300円が、この子たちにとって、
はじめての「働いて、いただいたお金」になりました。

子どもたちの将来の糧になる経験を、本当にありがとうございました。

  脳キラ☆スクール 田原美咲

この日の結果

61杯、売り切りました

売れた数 61杯 売上   18,300円(300円 × 61杯)

用意したのは50杯でした。

お昼すぎに完売したのですが、そのあとも「買いたい」と来てくださった方がいて、 子どもたちは追加でつくって売ることにしました。

結果、61杯。

利益を3人で分けて、ひとり4,490円。 この子たちにとって、はじめての「自分で稼いだお金」です。

その日、子どもたちがやったこと

事前に決めていた作戦だけではなく、自分たちで考えた行動ができました。

  • 放送CMに挑戦しました(会場の放送で、自分たちで考えた言葉で3人が呼びかけました)
  • お客さまの流れを見て、その場でPOPを書き足しました
  • 試飲用のドリンクを追加でつくり、味を知ってもらってから声をかけました

どれも、教室で教えたことではありません。 その場で考えて、自分たちで決めたこと をチャレンジしました。

うれしかったこと

子どもたちが口をそろえて言っていたのは、このことでした。

声をかけたとき「今は買えないから」とおっしゃった方が、 あとで戻ってきて、買いに来てくださった。

断られた、で終わらなかった。 戻ってきてくださったことが、何よりうれしかったそうです。

「頑張ってね」と声をかけてくださった方も、たくさんいらっしゃいました。

そして、子どもたちが通う小学校の校長先生や先生方も、 応援に来てくださいました。

できなかったこと

正直に書きます。

  • 「ありがとうございました」が言えないことがありました
  • レモネードをお出しするのに、時間がかかってしまいました

ふりかえりの時間に、子どもたち自身がこう言っていました。

次は、あいさつをしっかりしたい。 レモネードは、あらかじめ混ぜておくなど工夫したい。

いただいたアンケートから

このページから、10名の方が感想を寄せてくださいました。 ありがとうございました。

レモネードのお味は—— 「とてもおいしかった」80%、「おいしかった」10%、「ふつう」10%

子どもたちに見せたところ、「やってよかった」と喜んでいました。

いただいたお言葉を、いくつか紹介させてください。

一生懸命さが伝わってきました。

とても明るくて楽しかったです。

緊張して堅い様子はありましたが、はきはきとして良かった。

何ごとも、挑戦する気持ち忘れないでほしい。

レモネードを作っている姿、動作もレモネードの価値をあげるよ。 テーブルの上は、必要な物が、決められた場所にあると、さらに価値があがるよ。

みなさんお疲れさまでした!レモネード、一生懸命作ってくれたのが味でわかりました。 今回は自分たちが売る側でしたね。その日が来るまで、気づかないうちに 自分が行ったお店の店員さんの姿を観察していたと思います。 その姿勢は、将来きっと役に立つと思います。これからも色んなこと吸収してね。

最後のお言葉には、驚きました。

実は連休中、子どもたちには「お店の方がどんな接客をしているか見てきてね」という 宿題を出していました。そのことをお伝えしていなかったのに、びっくりしました。この自分が売る経験で、子供たちが、今まで意識していなかったものが見えるようになってきたり、価値を感じてもらえるようになったら嬉しいです。

いちばんありがたかった、ひとこと

こんなお言葉もいただきました。

ありがとうございましたって言ってくれると、もっとよかったと思います。

子どもたち自身も、ふりかえりで「言えないことがあった」と話していました。 それを、お客さまからも教えていただきました。

正直に書いてくださったことが、本当にありがたかったです。

このページの最初に、こう書きました。 「お金は、『ありがとう』の形です」と。

その「ありがとう」が、いちばん大事なところで言えていなかった。 子どもたちは、自分の接客をふりかえる良い機会をいただきました。ありがとうございます。

稼いだお金を、どうするか

ふりかえりの時間に、使い道を聞いてみました。

  • 「貯金する。将来のために使う」
  •  がんばった自分の欲しいものを買う
  • 「クレープを買う」(そう言って、その日のうちに本当に買いに行きました)
  •  妹たちの誕生日プレゼントを買いたい
  • 「お母さんに、お寿司を買ってあげたい」

使い道を聞いた時、この講座をやって良かったと思いました。

自分で働いて手にしたお金で、誰かに何かをしてあげたいと思う。 「お金は、ありがとうの形」にもつながっているなと嬉しくなりました。

新聞に載りました

当日の朝、河北新報に、この取り組みを取り上げていただきました。

「学んだ計算力で稼ぐ経験」(2026年9月26日朝刊)

記事の中で、参加した子どもたちがこう話しています。

初めての出店でどきどきだが、楽しみ。絶対に売り切りたい。

どうしたら商品を買ってもらえるか、作戦を考えるのが楽しかった。 お金の大切さも学ぶことができた。

「絶対に売り切りたい」——その言葉のとおり、売り切りました。皆様のおかげです。ありがとうございます。

今朝の新聞をみて買いに来てくださった方もいらっしゃいました。

取材してくださった記者の方にも、お礼を申し上げます。

最後に

皆さまのおかげで、子どもたちはとても良い経験をすることができました。

レモネードを買ってくださった方。 「頑張ってね」と声をかけてくださった方。 断ったあとに、戻ってきてくださった方。 アンケートに、正直な言葉を書いてくださった方。

そのひとつひとつが、この子たちの将来の糧になります。

本当に、ありがとうございました。

  脳キラ☆スクール 田原美咲

【当日の様子映像】

子どもたちへ、ひとこと聞かせてください

もしよろしければ、今日のことを少しだけ教えていただけませんか。

いただいたお言葉は、この日のふりかえりの時間に、子どもたちへ伝えます。

「おいしかったよ」のひとことでも、子どもたちにとっては一生の宝物になります。
1分もかかりません。どうぞお気軽にお願いします。

講座のこと、教室のこと

全10回の内容や、子どもたちがどんなふうに準備してきたかは、
こちらのページに詳しく書いています。

▶ 脳キラ☆こども起業家スクール

脳キラ☆スクールは、仙台市太白区長町にあるそろばん教室です。

計算が速い子を育てる教室ではありません。
間違えても諦めない心、自分で考え抜く力、「やってみよう」と思える勇気。
そろばんは、そのための入り口です。