「うちの子は何級ですか?」「3級はどのくらいの期間でとれますか?」
そろばん教室をしていると、よく聞かれる質問です。
級やランクに設定があると数字が気になってしまう…とてもよくわかります。
級や検定は、お子さまの学習の進みが見える分かりやすい目安です。だからこそ、多くの保護者の方が級を気にされるのは自然なことです。
しかし、当スクールでは、級学習は、進度の目安の一つとして活用していますが、「級を上げること」そのものを最終目的にはしていません。
それは、なぜか?これからお話しする内容で検定の級がその子の実力のすべてではないことをぜひ知っていただきたいです。
検定試験は、教室や団体によって難しさが大きく違います
意外と知られていませんが、珠算検定には様々な団体や連盟があります。
そのため、同じ級でも、団体や連盟によって問題の難しさ・制限時間・出題傾向が異なります。
実際に資料の問題例をご覧いただくと分かるように、同じ「6級」でも問題の難しさが全然違います。



つまり、「〇級だからすごい」「〇級だからまだまだ」という単純な比較はできません。
「○○ちゃんは、〇級持っていてすごい。うちの子はまだ〇級。そろばん向いてないのかも…能力がないのかな」と小学校のお友達と比較してしまう保護者の方がいらっしゃいますが、別な教室に通われているお友達だと級設定の難易度が違う可能性があります。
検定の級だけで、その子の能力や学習理解を判断することは難しいです。
さらに、「級の間」に大きな差があります
級が1つ上がるだけで急激に難易度が上がる設定にしている検定試験がほとんどです。
例えば、参考問題のように7級→6級の間でも、急激に難易度が上がります。


すると、「急にできなくなった」「難しい…」「自分には向いていない」と感じてしまう子も少なくありません。
そう感じてしまうのは、その子に能力がないわけではなく、単に、1歩1歩の階段が高すぎるだけです。
アドラー心理学が教えてくれること
当スクールでは、アドラー心理学の「勇気づけ」の考え方を大切にしています。
子どもは、「できた!」という経験を重ねることで、「次もやってみよう」と思えるようになります。
そして、その積み重ねが、自信・挑戦する力・自己肯定感につながっていきます。
反対に、難しすぎる問題ばかり与えられると、「どうせできない」という思い込みにつながってしまいます。
あと少しでできる問題を与え、その取り組んでいる努力や過程に注目する勇気づけは、その先の自信になります。
脳キラ☆スクールが細かくレベルを分ける理由
一般的な検定学習では、先ほどお伝えしたように、級が上がると一気に難しくなることがあります。
そこで当スクールでは、急に難しくするのではなく、「あと少しでできる!」という段階を大切にしています。
そのため、
- 橋渡し問題
- 段階別教材
- 個別レベル設定
を細かく用意しています。子ども一人ひとりに合わせ、その時に必要な問題を必要なタイミングで提供します。
だから、無理なく成長できるのです。
私たちが本当に育てたいもの
当スクールが目指しているのは、単なる「計算が速い子」ではありません。
私たちが育てたいのは、失敗しても立ち上がれる子、挑戦を楽しめる子。
そして、「自分はできる」と信じられる子です。
脳キラが本当に育てたいのは、級の先にある、子どもが将来どんな時代でも生き抜いていける力です。
スマートフォンやAIが、難しい計算も一瞬で答えを出してくれる時代。わからないことは検索すれば、すぐに調べ答えを出してくれます。
昔は、「たくさん覚えること」「早く答えを出すこと」が良いとされていましたが、今は違います。
AIが答えを出してくれる時代に必要なのは、答えを知っていることではなく、答えを使いこなせること。「覚える力」より、「考える力」それを支える「土台」です。
そのために必要なのは、
- 自分で考える力
- 集中する力
- 情報を整理する力
- 失敗しても挑戦し続ける力
です。
当スクールでは、そろばんを通して、こうした「脳の土台」「心の土台」を育てることを大切にしています。
最後に
ご説明した通り、検定試験は、教室や団体によって出題問題の難しさが大きく違います。
なので、検定試験の合格級で一喜一憂しないでいただきたいです。
お子様の学校で他のそろばん教室に通っているお友達が、自分は何級持っていると上級の級を言われて、気にすることがあるかもしれません。
そんな時は、検定の級は、その子の実力を判断するものではないことを覚えておいていただきたいです。
又、ご説明した通り、一般的には、級が1級上がっただけで、難しさのレベルが一気に高くなり、進級とあわせてイヤになる子が多くいます。大人でもいっきに難しい問題が起きた時にイヤになるのと同じです。
脳キラでは、細かくレベル設定し、その子にあわせた問題をその時によって出すタイミングを細かく設定し、やる気の継続、自分はできると小さな成功体験を大事にしています。その成功体験が、AI時代にも必要となる土台になります。
検定の級=その子の実力のすべてでないこと
当スクールでは、「ただ合格を急ぐ」のではなく、自信を育てながら、本物の力を積み重ねること を大切にしています。


