以前、脳キラ☆スクールでは、希望された保護者の方を対象に「個別学習面談」を行いました。
教室でのお子さまの様子や、今後の学習の進め方についてお伝えするだけではなく、ご家庭での様子や子育てについても、ゆっくりお話を伺う時間をつくりたいと思ったことがきっかけでした。
「うちのお母さん、疲れているんだよ」
当時、生徒たちから、
「うちのお母さん、疲れているんだよ……」
「お母さん、忙しいから……」
と、お母さんのことを心配する言葉を聞くことがありました。
お母さんは毎日、仕事や家事、家族のこと、子どものことなど、たくさんのことを考えながら頑張っています。
子どものことを大切に思っているからこそ、
「子どもが言うことを聞いてくれない」
「私の育て方がいけないのかな」
「どう関わったらよいのか分からない」
と、一人で悩んでしまうお母さんも少なくないと思います。
私自身も、娘と息子を育ててきた母親です。
子育てが思うようにいかず、悩んだり、自分を責めたりしたこともありました。
だからこそ、子育てを頑張っているお母さんの苦しさや疲れが、痛いほど分かります。
お母さんにも、心と身体を休める時間を
個別学習面談では、少しでもお母さんに心と身体を休めてもらえたらと思い、資格を持っているハンドマッサージをしながら、お話を伺いました。
準備をするときにも、
「手の下に敷くタオルは、ふわふわのものがいいな」
「癒やされる香りなら、やっぱりラベンダーかな」
「照明も、リラックスできるオレンジ色がいいよね」
と、あちこちのお店を見て回ったり、いろいろなアロマの香りを試したりしました。
こだわりすぎて、ハンドマッサージ店まで開けるかもしれないと思ったほどです(笑)。
お話を聞いていると、お母さんの目から涙が…
そんな空間で、ある保護者の方とお話をしていたときのことです。
はじめは何気ない会話をしていましたが、
「子どもが言うことを聞いてくれなくて……」
と、子育ての悩みを打ち明けてくださり、涙を流されました。
きっと、それまで誰にも言えず、一人でたくさん悩みながら頑張ってこられたのだと思います。
その気持ちがすごくよくわかり、私も一緒に泣いちゃいました。
私自身、子育てに悩んでいたとき、誰かに話を聞いてもらうだけで、心が少し軽くなった経験があります。
アドバイスをもらうよりも、ただ話を聞いてもらうことで、自分の気持ちが整理されることがあります。
もうーどうしたらいいのと緊張していた心が、ほっと緩むことで、「またやってみよう」と前へ進む勇気につながることもあります。
子どもにも、お母さんにも「勇気づけ」を
私は「アドラー心理学勇気づけELMリーダー」の資格を持っています。
アドラー心理学でいう「勇気づけ」とは、その人が困難を乗り越え、一歩を踏み出すための力を引き出す関わりです。
できていないことを責めるのではなく、今できていることや努力していること、その人の良いところに目を向けます。
これは、子どもだけに必要なものではありません。
毎日子育てを頑張っているお母さんにも、勇気づけが必要だと私は思っています。
「十分頑張っているよ」
「うまくできない日があっても大丈夫だよ」
誰かに自分の頑張りを認めてもらうことで、少し心が軽くなり、自分自身にも子どもにも、優しい気持ちで向き合えることがあります。
そろばんで「脳」を鍛え、勇気づけで「心」を育てる
脳キラ☆スクールは、そろばんの技術や計算力だけを身につける場所ではありません。
そろばんで子どもたちの「脳」を鍛え、アドラー心理学の勇気づけによって「心」を育てることを大切にしています。
そして、子どもたちの成長を支えている保護者の方の気持ちにも寄り添える教室でありたいと思っています。
子どもたちの頑張りを応援すること。
子どもたちの良いところや可能性を信じること。
そして、子育てを頑張るお母さんにも勇気づけを届けること。
それが、脳キラ☆スクールが大切にしている教育です。


