2026年10月20日、長町の舞台八幡神社 社務所で、大人のための「そろばん式脳トレーニング教室」の体験会を開きました。50代から70代の8名の方が参加してくださり、アンケートでは8名全員が「楽しかった」と答えてくださいました。
当スクールは、市民センター老壮大学講師や以前青葉カルチャーセンター大人向け講座をやっていた以外は、普段は子ども向け中心のスクールです。そろばん指導歴は15年、のべ3,000人以上の子どもたちを教えてきました。そんな私が、大人の教室をあえて「子どもの授業とは別のもの」としてつくった理由を、体験会の様子とあわせてお話しします。

子どものそろばんと、大人の脳トレは、目的がちがいます
子どものそろばんは、速く正確に計算できるようになることが目標のひとつです。練習を重ねて、頭の中の珠を考えなくても動かせるようになる暗算の習得につなげる。検定で級を上げて、自信をつけていく。子どもにとっては、とても大切な力です。
一方、大人の脳トレは、目的がちがいます。目指すのは、計算が速くなることではなく、頭と指を使って、脳を動かすことです。
同じそろばんを使っても、目的がちがえば、やり方も変わります。当スクールの大人の教室が、子どもの授業とは別の時間・別の内容になっているのは、このためです。
そろばんは、上達するほど、脳トレの効果が薄れていく?
「そろばん式脳トレーニング®」を開発した株式会社WakuWaku&Lifeの川西代表は、コラム「そろばんのデメリットと、向いていない人」の中で、そろばんは、上達するほど、脳への刺激が減っていくと書いています。
理由は、無意識に指が動くようになるからです。
自転車を思い出してください。乗り方を覚えたばかりのころは、ハンドルも、ペダルも、バランスも、頭をフル回転させて考えます。ところが、慣れてくると、何も考えなくても走れるようになります。
そろばんも同じです。はじめは、珠をどう動かすか、答えをどう出すかを順をおって考えます。上達すると、考えなくても指が動くようになります。速く正確に答えを出すという意味では、これが「上達」です。ですが、脳トレの視点から見ると、頭を使う場面が減っていくことになります。
つまり、初心者のころのほうが、脳はたくさん働いているのです。上達すればするほど、脳トレとしての効果は、初心者のころより小さくなっていきます。
子どもは、上達して計算力をつけるのが目的。でも、大人の脳トレは、できるだけ脳をたくさん働かせることが目的。これが、大人の脳トレを子どものそろばんと同じやり方にしない、いちばん大きな理由です。
神社の体験会は、こんなふうに進みました
体験会は、10時から11時半までの90分。次のような流れで進めました。
- 指体操:指を動かして、頭と手のウォームアップをします。
- 記号で計算:「あ=1、か=2、さ=3…」と、記号を数字に置きかえて計算します。数字をいったん覚えて、思い出して、計算するので、記憶の出し入れを、ふだんより多く使います。
- そろばんの動かし方:珠の動かし方を、ていねいにお伝えしました。

参加された方の声
体験会のあとのアンケートには、こんなお声をいただきました。
ふだんした事がない事をしたという感じで、新鮮に感じました。
(70代の参加者さん)
今日は脳が元気になりました。
(70代の参加者さん)
少しずつ活性化させていきたいです。
(70代の参加者さん)
ぜひ脳トレ教室に参加したいと思います。自分に必要と思いますので。
(70代の参加者さん)
「ふだんした事がない事」「新鮮」という言葉が、印象に残りました。はじめて取り組むことへの新鮮さこそが、脳にとっていちばんの刺激なのだとあらためて感じています。
だから、「叱られない」「競わない」教室にしています
上達や速さを競う教室では、どうしても「できるようになること」が目的になりがちです。大人の教室では、間違えても大丈夫。間違えたら「脳トレになった」と思って、楽しんでいただく場所です。
そろばんを「計算の道具」ではなく、頭と指を動かす「脳トレの道具」として使う。この考え方が、子どもの授業との、いちばんのちがいです。
最後に
体験会に参加された方の声に背中を押していただき、2026年11月2日から、毎月 第1・第3月曜日の10時〜11時30分に、脳キラ☆スクールの教室(長町)で開講しています。
初めての方も、昔そろばんを習っていた方も、お気軽にご参加ください。叱られない、楽しい時間をご用意してお待ちしています。
※医療・治療を目的としたものではありません。効果には個人差があります。

