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子どものやる気を引き出す!アドラー心理学に基づく具体的な声かけ 

子どものやる気を引き出す!アドラー心理学に基づく具体的な声かけ 

はじめに

children-motivation
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・子どもにやる気がない…どうしたらやる気にさせられるの?

・子どもが自分から宿題しない…自主的に宿題をさせるにはどうしたら良いか?

・「勉強しなさい」と言い続ける子育てに疲れた

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こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事で紹介する声かけを実践すれば、やる気のなかった子どもが少しずつやる気がでます。

また、なぜやる気がなくなっていたのか理由がわかり、子どもの気持ちも理解でき子育てが思うようにいかず、「子育て疲れた」と感じていたことが軽くなります。

なぜなら、実際に私は勇気づけそろばん教室でこの声かけをし、やる気になる生徒が増えてきたからです。

その声かけとは「成長」にフォーカスした声かけで、特に小学校低学年の子どもに有効です。

今回は、子育てに役立つアドラー心理学の視点から、子どものやる気を継続させるためのヒントを深く掘り下げてご紹介します。

忙しい毎日の中で、子どものやる気を引き出し、継続させるための具体的な方法についてお話しします。

アドラー心理学とは

まず、アドラー心理学について簡単に説明します。

アドラー心理学は、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーによって創設された心理学です。アドラーは、人間の行動や感情の背後にある「目的」を重視し、個人の成長や社会との関係性を重要視しました。

アドラー心理学の基本理念の一つに「共同体感覚」があります。
これは、個人が他者との関係性の中で自分の役割を感じ、共同体の一員として貢献することによって自尊心や自己効力感が高まるという考え方です。この理念は、子育てにおいても非常に重要です。

アドラー心理学とは

まず、アドラー心理学について簡単に説明します。

アドラー心理学は、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーによって創設された心理学です。アドラーは、人間の行動や感情の背後にある「目的」を重視し、個人の成長や社会との関係性を重要視しました。

アドラー心理学の基本理念の一つに「共同体感覚」があります。
これは、個人が他者との関係性の中で自分の役割を感じ、共同体の一員として貢献することによって自尊心や自己効力感が高まるという考え方です。この理念は、子育てにおいても非常に重要です。

成功を期待する声かけを避ける

子どもの勉強や習い事に対して、「100点取ろうね」「一番になろう」といった「成功」を期待する声かけをしてしまいがちです。しかし、これは逆効果になることが多いです。アドラー心理学では、他人との比較ではなく、自己成長を重視します。

アドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーは「人間のすべての悩みは対人関係の悩みである」と述べました。
この言葉は、結果を重視しすぎることが、子どもとの対人関係においても問題を引き起こすことを示唆しています。

結果に焦点を当てると、子どもは他人との比較に囚われ、自分の成長や努力を見失ってしまいます。

なぜ「成功」を期待する声かけは良くないのか

子どもが「成功」を強く意識すると、100点が取れなかったり、何かに失敗した時に凹んでしまい、自分を責めてしまうことがあります。

これは、子どもが結果にばかり焦点を当ててしまい、成長のプロセスを見逃してしまうためです。

具体的な事例を挙げてみましょう。例えば、ある日のテストで子どもが80点を取ったとします。それに対して親が「100点じゃないとダメでしょ」と言ったとします。

子どもは「前より勉強して頑張った」と思っていたけど、たまたまミスして点数が80点だったとします。親には認めてもらえず「もー、なんであなたは、いつもこんなミスするの。きちんと問題読んだ?まったくおっちょこちょいなんだから」と否定され、最悪いつも○○なんだからと自分の人格まで否定されてしまった。
この声かけが続くと、「自分には能力がなく、どうせ頑張ってもムダなんだ」と思い、やる気を失ってしまいます。

成長に焦点を当てた声かけ

子どものやる気を継続させるためには、「成長」に焦点を当てた声かけが重要です。

例えば、子どもがテストで悪い点数をとってしまった時には、「前よりおしい間違いだったし、頑張ってるよね。成長してるよ」と声をかけることが効果的です。このように、子どもが前より成長していることに注目することが大切です。

アドラーは「勇気とは、困難な状況に直面してもそれに立ち向かう力である」と言っています。子どもが自分の成長を実感できるように声かけをすることで、子どもは困難に直面しても立ち向かう勇気を持つことができます。

自分の成長を意識させることが、継続のやる気に繋がる

アドラー心理学では、他人との比較ではなく、自己成長を意識することが大切とされています。自分自身の成長を感じることで、子どもは継続的にやる気を持ち続けることができます。

自分の子を他の子と比べてしまうことはないですか?

「○○ちゃんはすごいねー。あなたも○○ちゃんを見習って頑張りなよ」と別な子と比べる声かけを続けていくと、子どもはいつも誰かを意識をします。他人と比べて成果を追い求めると、自分の足りない部分に注目することになります。

特定の子よりできるようになっても、また別の子と比べる。永遠と他者比較を続けると劣等感を感じ、自己信頼が少なくなって自分はやってもあの子のようになれないとやる気がなくなる時がきます。

【今までのまとめ】

• 小さな進歩を認める: 例え小さな進歩でも、「頑張ったね」「成長してるね」と認めること。

• 努力を評価する: 結果よりも努力そのものを評価し、「一生懸命取り組んでいることが素晴らしいよ」と伝える。

• 前回との比較をする: 他人と比較するのではなく、前回の自分との比較で成長を実感させる。

具体的な声かけ事例

例えば、子どもが勉強をしている時に、「以前より長く集中してるね」「前回よりも間違いが減っているね」といった具体的な進歩を認めることが大切です。また、「一生懸命取り組んでいることが本当に素晴らしいよ」と努力そのものを認めることも重要です。

アドラー心理学の名言

アドラーの「人間は常に成長し続ける存在である」という言葉も、子どもに対する声かけの際に参考になります。

成長を強調することで、子どもは自分が進歩していることを実感し、やる気を持ち続けることができます。

具体的なアプローチ

ここでは、具体的なアプローチを3つお話させていただきます。

1. 日々の小さな成功体験を認める

2. 失敗を恐れずに挑戦する勇気を育む

3. 自己効力感を高める

1. 日々の小さな成功体験を認める

アドラー心理学では、日々の小さな成功体験を積み重ねることが重要とされています。

例えば、子どもが宿題を終えたら「よく頑張ったね」「一生懸命取り組んでいたね」と認めることが大切です。

小さな成功体験を認めることで、子どもは自分が成長していることを実感し、継続的にやる気を持つことができます。

あくまでもその場限りの点数などの成果ではなく、努力や前回との比較の成功体験を認めることが必要です。

2. 失敗を恐れずに挑戦する勇気を育む

アドラーは「失敗を恐れることは、人間が成長する上で最大の障害である」と言っています。

子どもが失敗を恐れずに挑戦する勇気を持てるように、親としてサポートすることが重要です。

例えば、子どもが新しいことに挑戦する時には、「失敗しても大丈夫。挑戦することが大切だよ」と励ますことが効果的です。

3. 自己効力感を高める

自己効力感とは、自分が目標を達成できるという信念のことです。

アドラー心理学では、自己効力感を高めることが重要とされています。

例えば、子どもが目標を達成した時には、「自分の力でここまで頑張ったんだね。すごいよ」と自己効力感を高める声かけをすることが大切です。

実際の家庭での取り組み 

ここでは、実際の家庭での取り組みを5つお話させていただきます。

1. テストの点数ではなく、過程を評価する

2. 親子での話し合いの場を設ける

3. お手伝いが効果的

4. 成長の過程を記録する

5.親子の信頼関係が大事

1. テストの点数ではなく、過程を評価する

テストの点数ではなく、勉強の過程を評価することを心がけてください。

例えば、テストの前に子どもが一生懸命勉強している姿を見たら、「頑張って勉強しているね。その努力が最高だよ」と声をかけます。

これにより、子どもは結果だけでなく、努力の過程も評価されることを実感し、やる気を持続させることができます。

2. 親子での話し合いの場を設ける

アドラー心理学では、家族全員が対等な立場で話し合うことが重要とされています。

お母さんは日々家事などで忙しくて大変ですが、1日10分でも子どもとむかいあって子どもの話を聞き、子どもの意見を尊重することを心がけてください。

例えば、子どもが学校での出来事を話す時には、「それは大変だったね」「よく頑張ったね」と共感し、子どもの意見を尊重する姿勢を示します。

これにより、子どもは自分が大切にされていると感じ、自信を持つことができます。

3. お手伝いが効果的

アドラー心理学では、共同体感覚を育むことが重要とされています。

共同体感覚とは、個人が社会の一員として貢献し、他者との関係性を重視する感覚のことです。

子どもに何でもよいので「ありがとう。助かるよ。」と声かけできる機会を増やしてください。小さなことでも良いので子どもに手伝ってもらう。「お母さん手が離せないから、それ取ってくれる?」など小さなお願いでも良いです。

それが、「自分は役立つ存在だ」「自分には価値がある」という共同体感覚が育ちます。

一見、お手伝いとやる気はつながらないように感じますが、自分に価値があると思えたら、自分に自信が持て自分はなんでもできるのやる気につながります。

4. 成長の過程を記録する

成長の過程を記録することも有効です。

例えば、子どもが毎日勉強した内容や進歩をノートに記録したり、スモールステップの目標、例えば「ゲームをする前に宿題を終わらせる」といった具体的な目標を設定し、それを達成したら表にシールを貼るなど、目に見える形で成長を実感することができます。

もし、目標ができない日があったとしても責めることはしないでください。

できないところに注目するのではなく、できているところに注目することが重要です。

親がその記録を見て「毎日頑張っているね」と声をかけることで、子どもは自分の努力が認められていると感じ、やる気を維持することができます。

5.親子の信頼関係が大事

アドラー心理学では、親子の信頼関係が非常に重要とされています。

親が子どもに対して信頼を示すことで、子どもも親に対して信頼を持つことができます。

例えば、子どもが新しいことに挑戦する時に、親が「あなたならできるよ」と信頼の言葉をかけることで、子どもは自信を持つことができます。

また、子どもが失敗した時にも、親が「失敗は成長のもとだよ」と受け入れることで、子どもは安心して挑戦し続けることができます。

具体的な声かけまとめ5選

具体的な声かけ5選を日頃心掛けると子どものやる気につながります。


• 小さな進歩を認める: 例え小さな進歩でも、「頑張ったね」「成長してるね」と認めること。

• 努力を評価する: 結果よりも努力そのものを評価し、「一生懸命取り組んでいることが素晴らしいよ」と伝える。

• 前回との比較をする: 他人と比較するのではなく、前回の自分との比較「前より○○ができたね」と成長を実感させる。

• お手伝いで自己効力感を高める:頼む時は「~してくれると嬉しいんだけど」、終わった時は「ありがとう。助かったよ」

• 成長の過程を記録させる:できなかったとしても責めない。記録が続いたら「頑張っているね」

声かけのきっかけを与えるツールとは

努力した分だけ成果に現れ、努力している過程を声かけしやすいツールが「そろばん」です。
そろばんは小さな子どもでも扱うことができます。

学校の勉強は、科目や単元によって苦手だったり理解できなかったりしますが、そろばんは努力すればできるようになる教具です。声かけのツールには最適です。

おわりに

子育ては毎日の積み重ねです。

アドラー心理学の視点から、子どものやる気を引き出し、継続させるための声かけを意識してみてください。

子どもが自分の成長を実感できるようになると、やる気が続き、結果として素晴らしい成果がついてくるでしょう。

子どもの未来を輝かせるために、今日から「成長」に焦点を当てた声かけを始めてみませんか?

子育ては日々忙しく大変です。一度に完璧に取り入れるぞと意気込んでしまうと負担を感じてしまいます。

少しずつ声かけを取り入れていただき長期的に考え、楽しみながら取り組んでください。

子どもたちの未来のために少しずつでも良いので、アドラー心理学を取り入れた声かけを試してみてくださいね。

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