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【出張授業】仙台市立連坊小路小学校(算数3・4年生)2022年12月16・20日

小学3年・小学4年算数授業

小学校出張授業
通常、小学校算数授業のそろばん単元は、
3年生は2月、4年生は7月の時期だったため、
仙台珠算連盟に学校からのお話で、2学年まとめて1月の授業でとのお話に間違ってのご依頼かと最初に思いました。

学校に連絡したところ、4年生がコロナの影響で実際そろばんを使った授業ができなくデジタルのクロームブックでそろばんを勉強したため、今回、3年生と一緒に実際のそろばんを使った授業を4年生も受講させたいとのことでした。

連坊小路小学校は、生徒人数が多い小学校で、3年生、4年生ともに、各3クラス。
2学年あわせて計6クラスに2コマの授業で、計12コマのそろばん授業。

仙台市でコロナ感染者も増えているので、早めに集中して授業をした方が良いのではと判断させていただき、小学校の方でも来てもらえるのであればいつでも日程は良いですと言っていただけたこともあり、

今回12月16日(金)・20日(火)の2日間、1~6校時(計12コマ)で実施
1校時8時45分~スタート⇒6校時~15時25分終了

脳キラ☆スクール教室がお休みの時に、2日間小学校に行かせていただきました。

休み時間に使用できる控室、昼に給食を用意してくださり無事2日間終えることができました。
久しぶりの給食に、すごくわくわくして嬉しかったです🎵

授業は、
そろばんの歴史、そろばんの各部位の名前、計算する前の準備、計算(5、10合成分解)、簡単な読みあげ算、人間そろばん
の内容でおこないました。

それぞれの学年の授業で学習指導をする上で意識したことは、

小学算数教科書3年・4年

小学3年算数(下)そろばん授業

算数3年生下教科書(そろばん)
小学3年生のそろばん学習授業のねらいは、

そろばんによる数の表し方について理解し、そろばんを用いて簡単な加法(たし算)及び減法(ひき算)の計算ができるようにするとともに、
数学的表現を適切に活用して大きな数や小数の仕組みを考える力を養い、計算の過程を振り返り、今後の生活や学習に活用しようとする態度を養う。
(小学校学習指導要領より抜粋)

となっています。

小学3年生の上巻で10000より大きい数(1億まで)、
下巻になってすぐに1より小さい数の表し方で小数(小数第一位まで)を学習します。

その学習が終了後のそろばん学習。
そろばんの数の見える化と数を操作する利点を生かしてのケタ(位)学習。

教科書の学習内容がすごく良い流れだといつも思います。

その流れをいかせるように前の学習と結びつくように、
そろばんの位を教える時は、
指導要領の大きな数や小数の考える力を養えるように質問を多くしています。


「1の位の定位点のところから、左に1つ動いたら何の位かな?」
「もう1つ動いたら?」
「1つ動いたら何倍になったかな?」
「1の位の定位点のところから左に動いたら、位が上がって数が大きくなったよね。それじゃあ、右に1つ動いたら何の位かな?」

そんな風に、教え込むではなく考え答えがでることがそろばんの仕組みを知ってもらい、数の理解が深まればよいなと意識しています。

桁(ケタ)ってどうしてその名前になったかわかりますか?

小学算数教科書3年そろばん
位のことを桁(ケタ)とも言いますが、なぜ桁と言うようになったかというと、
そろばんの玉を貫いている竹でできている棒のことを桁(ケタ)といいます。
そこから数の位の意味になり桁とつかうようになりました。

授業の計算指導の前に、そろばんの各部分の名前をおぼえてもらう時に、
竹でできている棒の名前は、
「タケを反対から言うと?」というと、「ケタ」と言ってもらっています。

今回、その話をすると「桁ってそういうところからきたんだー」という生徒さんがいて、
桁がそろばんの棒の名称からきたんだと気づいてくれた生徒さんがいました。
そんな気づきが嬉しいし、数に興味をもってもらうきっかけになるのだと感じています。

小学4年算数(上)そろばん授業

小学算数教科書4年そろばん
小学4年生のそろばん学習授業のねらいは、

そろばんの仕組みについて理解し、加法及び減法の計算をすることができるようにするとともに、
数学的表現を適切に活用して大きな数や小数の計算の仕方を考える力を養うとともに、そろばんの仕組みを考えた過程を振り返り、学習に生かそうとする態度を養う。
(小学校学習指導要領より抜粋)

4年生の指導要領も3年生と近いものがありますが、4年生は億以上の位を4年生に入ってすぐに習います。
そこを意識して大きな数をそろばんにおいてもらい、小数も第二位の数もおきます。

また、そろばんは十進位取り記数法がよくわかる教具であり、10のくり上がりやくり下げなど理解するのにはとても良い教具です。
その利点をいかした指導を心掛けました。
「わーそういうこと!かんたんかんたん」なんて声もあがってくれて、指導している私も嬉しかったです。

そして小学校授業の子どもたちには、一人で黙々とそろばんの計算をするより、学校の大きなそろばんが置いてある利点をいかし、
前にでてみんなの前で大きなそろばんを使って計算してもらうことを増やしました。
答えがだせたら、みんなで拍手をしてもらう。
その達成感が、計算に自信が持てたり、やる気につなげることができたらと意識しています。

生徒さんの感想

4年生の授業が終了した時に、各クラスの先生が「誰か感想を言いたい人?」と生徒さんに呼び掛けたところ、
びっくりするぐらいの生徒さんが手をあげてくれました。

今まで別な小学校では、感想はあとからお手紙でいただいたりする学校もありましたが、終了と同時に感想を生徒さん自身が自主的に発表してくれた学校はなかったので、すごく自分の意見をいう機会を与えている学校なんだと感じました。これからの将来、子どもたちが大人になった時に自分の意見を相手に伝えること大事になりますよね。すばらしい取り組みをしているなと感じました。

生徒さんの発表で、

「そろばんは難しいものというイメージがありましたが、わかりやすい授業でそろばんをおばあちゃんが持っているので、借りてこれからもやりたいと思いました」

「お父さんとNHKをみていた時に、そろばんのニュースがでていてそろばんってどうやるんだろうねとお父さんと話していたので、今回そろばんのやり方がわかったのでお父さんに教えたいと思います」

「そろばん授業が楽しかったです。来年もきてもらえますか?」

「そろばん、触ったことがなくて自分にできるか心配だったけど、やり方がわかったのでこれからも続けてやっていきます。ありがとうございました。」

など、嬉しい感想を言ってもらえました。

今までの学校授業は、そろばん授業午前中だけで1日1~6校時まで続けてやったことがなく大丈夫かなと思っていましたが、無事嬉しい感想ももらえて、久しぶりの給食をいただき、こちらの方が良い経験をさせていただきました。
連坊小路小学校の皆さんありがとうございました。

2日間給食

小学校給食カレー

小学校給食

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